📖働くってなあに?
- 作者: バートランドラッセル,Bertrand A.W. Russell,堀秀彦,柿村峻
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2009/08
- メディア: 単行本
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- 作者: トムルッツ,Tom Lutz,小澤英実,篠儀直子
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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The Future of the Professions: How Technology Will Transform the Work of Human Experts
- 作者: Richard Susskind,Daniel Susskind
- 出版社/メーカー: OUP Oxford
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: Kindle版
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📖貨幣ってなあに?
通貨(currencyの意味)とはなんぞね、っていうのは最も下部から考察を始めて上に登っていかなければならない問い。僕らが通貨や貨幣やお金なんて言葉を使う時には、下部の哲学的考察を等閑に付して、上部にあがっている現象についてのみ語る。これが「抽象化」の素晴らしい役割だ(Vivre la civilization!)。けれど、一旦
そう考えるといま通貨は、お金moneyのことだけじゃないのがわかる。通貨と同様の機能を持つもの、それは関心attentionでもある。愛情や共感でもある。もともと、
それでそういう文脈でお金のことについても考え直してみる。
2:人生の意味、なんていうのも
3:同じように、これから人間の意識がどう変容するか、という問いを考えるときには、古くより思想史に蔓延するくびきから自由にならなければだめ。悲観論? 楽観論? そんなものはどうでもいい。
貨幣システムの世界史 増補新版――〈非対称性〉をよむ (世界歴史選書)
- 作者: 黒田明伸
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2014/03/20
- メディア: 単行本
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Makers and Takers: The Rise of Finance and the Fall of American Business
- 作者: Rana Foroohar
- 出版社/メーカー: Crown Business
- 発売日: 2016/05/17
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📗<歴史>
*グローバルヒストリーをやろう!
歴史はおいしい。「日本史」とか「アメリカ史」とかのみにはまらずに、広大な時間軸と空間感覚でノードが繋がっていくさまを眺められるようにまでなると、たぶん味の向こう側に到達できるはず。
人類史という観点から問題を眺めるため、グローバルヒストリーという巨視的視点から歴史を眺める分野の始祖の本を読む。マクニールはエラスムス賞という要チェックの賞の受賞者でもある。非常に広大な時間軸で歴史を語り、生物学的に人間を見る視座を内在化しているから、人間の存在意義、そのきづき上げてた制度、そしてこれからの人間の姿なんかに思いをやつしているのが読み取れて嬉しい気持ちになる。
- 作者: ウィリアム・H.マクニール,William H. McNeill,増田義郎,佐々木昭夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: 文庫
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ヒトはなぜヒトを食べたか―生態人類学から見た文化の起源 (ハヤカワ文庫―ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: マーヴィンハリス,Marvin Harris,鈴木洋一
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1997/05
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文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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Maps of Time: An Introduction to Big History (California World History Library)
- 作者: David Christian,William H. McNeill
- 出版社/メーカー: University of California Press
- 発売日: 2011/10/03
- メディア: ペーパーバック
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ビルゲイツから資金を頂戴している「ビッグヒストリー」の先生。「歴史」を宇宙史の中に位置付けて再定義。
*経済史をかじろう!
- 作者: エリック・ライオネルジョーンズ,Eric Lionel Jones,天野雅敏,重富公生,小瀬一,北原聡
- 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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経済史はやってみときたい。経済史のところでは統計経済学のややこしいデータ解釈論争とか科学哲学的議論がつきものなのだけれど、そういうのを脇に置いておいて、大枠だけなぞるのです。
この本はある一橋大の教授が、ノーベル経済学賞の評価にに歴史書も含まれていたなら間違いなく受賞しただろうと褒めてた人の名著。ここから始めるのでおkだと思う。
「豊かさ」の誕生(上) 成長と発展の文明史 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: ウィリアム・バーンスタイン,徳川家広
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2015/06/02
- メディア: 文庫
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やわらかい経済史。
- 作者: ロバート・C・アレン,グローバル経済史研究会
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2012/11/30
- メディア: 単行本
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これは大人気のオックスフォードベリーショートイントロダクションシリーズの、経済史の一冊。経済史学会の会長の書いたので、経済史の学問分野がどうなっているのかを見るには非常にコンパクトで有益。僕の関心は貨幣とか交換とかの経済人類学の方にむしろあるから、そこの期待は満たされなかったけれど、こういう話も知ってなくちゃいかんと思った。どうぞ。
- 作者: グレゴリー・クラーク,久保恵美子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/04/23
- メディア: 単行本
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これは昔読んでずいぶん勉強になった。バカの淘汰で産業革命!っていうのは承服しがたいけど。
殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学
- 作者: ポール・シーブライト,山形浩生,森本正史
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2014/01/10
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*政治史をざっと見る
政治学は三つに分類できる。Comperative PoliticsとInternational RelationsとPolitical Philosophyだ。とりあえず普通政治学と言ったらこれのこと。
📕藝術
- 作者: J. Peter Burkholder,Donald Jay Grout,Claude V. Palisca
- 出版社/メーカー: WW Norton & Co
- 発売日: 2014/02/14
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Definitive 古い版なら翻訳あり
- 作者: エルンスト・H.ゴンブリッチ,E.H. Gombrich
- 出版社/メーカー: ファイドン
- 発売日: 2011/11
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Definitive
えらすむす賞受賞の屹立する芸術史家
*建築
📕ネタ
*「人生を楽しくやりましょう!」というのは与謝野晶子が柔肌の〜でいっていた
いやいや、 すごく真面目な本。そしてこれは「教養」論。情報って何だろうっていう視点を持ったやつね。
- 作者: リチャード P.ファインマン,Richard P. Feynman,大貫昌子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/01/14
- メディア: 文庫
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楽しむってのがどんなことなのかが体感で分かる本といえばこれ。ファインマンさんっていうのは、アメリカでアインシュタインの次ぐらいに有名な、ノーベル賞受賞してる物理学者だ。これは必読よほんとに。知的好奇心に満ち溢れユーモアにも横溢した人間というのが一体どれぐらい魅力的なのかがわかって、あゝこんな人に科学をおせえてもらへてたらなあ、なんてありえた過去を夢想しながら、この世におられぬ故人を思ってしみじみとした気分になりますよ。もう大笑いしながら読めるからゴロ寝しながらでも。特に「電気は火ですか?」の章の学際会議は最高。こんなことを真面目に言う人がいるんですよ、ほんとに。でもまあしょうがないことなんだけど。彼らも真剣にやってるんだもの。
Finally, when we were discussing the question of whether we had developed a way of having a dialogue among people of different disciplines--our second basic "problem"--I said that I noticed something interesting. Each of us talked about what we thought the "ethics of equality" was, from our own point of view, without paying any attention to the other guy's point of view. [...]
"So, in my opinion," I said, "we had no dialogue at all. Instead, we had nothing but chaos!"
Of course I was attacked, from all around. "Don't you think that order can come from chaos?"
"Uh, well, as a general principle, or... I didn't understand what to do with a question like "Can order come from chaos?" Yes, no, what of it?
There were a lot of fools at that conference--pompous fools--and pompous fools drive me up the wall. Ordinary fools are all right; you can talk to them, and try to help them out. But pompous fools--guys who are fools and are covering it all over and impressing people as to how wonderful they are with all this hocus pocus--THAT, I CANNOT STAND! An ordinary fool isn’t a faker; an honest fool is all right. But a dishonest fool is terrible! And that’s what I got at the conference, a bunch of pompous fools, and I got very upset. I’m not going to get upset like that again, so I won’t participate in interdisciplinary conferences any more.
一年生の時にこのシニカルさに接して、以降起こりえた視野狭窄がすこしは矯正されたはずだと思います。
松岡正剛って知ってるかな? この前うちの先生が言ってたインドの僧侶服を着てそばに女の子を侍らせていた人のことだけど、この人はすごい人だ。僕は昔彼に私淑していた時期があったけど、その沈着さ、それにその広陵な知的世界にどうも心底魅せられたのだ。いっぺん検索して調べてみてよ。それでこの本で(そんなすごい本じゃない。ただのインタビュー本だ。そんでインタビュー本はちょっと嫌い)彼は、本っていうのは服とかお箸とかご飯とか、なんかそういうものと同列に並べられるべきもので、みんな同じ情報ですやろ、「本」やゆうカテゴリー化は脱構築せないかへんや思いますさかい、なんてことを言っている。これを聞いたとき雷に打たれた気持ちになって、しばらく部屋の窓からじっと外を眺めていたのを覚えている。たぶんこんなことをこの人ほど凄まじい読書家から言われたから、僕のbookwormというアイデンティティが解体されて何か一段だけでも高いものに昇華されたのだとおもう。教訓はこうーー全ての情報は等価である。
この人を知ってからモノマネをし始めるまでにそれほど時間はかからなかった。シェイクスピア、アンドレアドゥオーキン、ハルバースタム、ジェーンジェイコブス、スーラ、ラシュディ、ゴーゴリ、クルーグマン、カールシュミット、ウォルツァー、マイケルガザニガ、ジョンメイナードスミス、ミンツバーグ、ピランデッロ、マンデルブロ、ポールコリアー、デネット、ロンボルグ、アンドルーゴードン、トロツキー、ユング、フッサール、ソーカル、ナインインチネイルズ、岡崎京子、今和次郎、ワーグナー、ピンチョン、スタニスワフレム、ありとあらゆるものが出てきた。僕もみんな知りたかった。彼の見ているもの聞いているものが知りたかった。彼の見ている世界が見たかった。そして、願わくはその先が見たかった。アルヤンコヴィックをかたっぱしから聞いた。ウォンカーウェイだって手当たり次第に見た。荒俣宏も、アレクサンドルデュマも、ウィリアムマンチェスターだって読んだ。(日出処の天子も読み通したけどちょっとちゃうかった。)京極夏彦には手を出してないけれど(けどブックオフで見かけるたびにカゴに放り込んだ)、プログラミングには疎いけれど(けれど努力はしてみた)、山本義隆の本は拒絶反応が出ちゃうけれど(なげえよ)、それでも彼の薦めるものを求めていつもウキウキして画面を探った。オペラにも出かけるようになった。クラシックも多分彼の影響で聞くようになった。文章も真似した。話し方も少し真似してみた。彼の世界は、僕とは遠く隔たっているはずなのに、なぜかとても近いものを感じた。2年生の秋だった。彼から皮肉っていうのはどういうものか学んだ。泣くっていうのがどういうことか学んだ。エロビデオを見るのはどういうことなのか学んだ。たぶん、僕をちょっと高いところへ押し上げた。
ただ、何より重要だったのは、彼がとても頭が良いインテリで、ロマンチックなアイロニストで、ラショナルアニマルで、冷静な世渡り上手の成功者で、ペダンチックなスノッブで、凡庸なパンピーだったこと。僕に彼の何がわかり、何がわからないのかを考えた。ある人間の何がわかって、何がわからないのか考えた。人間について大事なことが明らかになった。こういう人間万華鏡に出会えたのは、とてもとてもかけがえのないことだった。「ロールモデル」としてこれほど自分に影響を与えた人はいない。でも、今彼をどこに位置付けたらいいかと聞かれて即答できない。そうやって年をとっていくんだ。
*こういう「程度の低い」笑いも大事だそうで
これ最高。爆笑させてもらいました。
100 Tricks to Appear Smart In Meetings
- 作者: Sarah Cooper
- 出版社/メーカー: Square Peg
- 発売日: 2016/10/06
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あんまり含蓄はない、爆笑用のネタ集