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Book Lovers' Salon

現在は月曜と水曜に御茶ノ水周辺で集う読書家のサロン。ここではそのためのサイトを準備しています。

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📚テクノロジー

目録 テクノロジー

l*1

とりあえずここら辺から入るとよいのではないかなと少しだけ思っているのですけれどという感じを持っていますがどうでしょうか? 向こうで評価の高い5冊だけ。

ザ・セカンド・マシン・エイジ

ザ・セカンド・マシン・エイジ

 

 この手の本(マシンの台頭・経済影響・対処法を扱ったやつ)で向こうでベストセラーになっている本が三つあって、これはそのうちの一つ。著者はその昔『機械との競争』という本で機械が人間様を粉々にして阿鼻叫喚をあげさせる事態の到来を書き出して、このテーマへの衆目の関心をはじめてさらった。一冊だけ読むのならこれ。

ロボットの脅威 ―人の仕事がなくなる日

ロボットの脅威 ―人の仕事がなくなる日

 

 三つのうちの二つ目。一つ目と結構話はかぶっているのだけれど、勉強になります。

人工知能 人類最悪にして最後の発明

人工知能 人類最悪にして最後の発明

 

 三つ目。タイトルからして察しがつく内容。危機感マックスでカーツワイルとかに直撃インタビューをかけるジャーナリストの本。

 

人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き

人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き

 

各紙のBooks of the yearを調べてたら、最新刊2冊が目立ったので、前あげた三冊に加えてアップ。

Humans need not apply, published by Yale U. P.
succinctでcrispyな書き口。Futuristicでeruditeでvisionary、考えるヒントが散りばめられてるので結構思考が進むと思う。250ページしかないからこれはかなりのオススメ。ちょっとトピックが広範になってるから散漫な印象を受けるけど、そこはご愛嬌の範疇。

 

 

AI時代の勝者と敗者

AI時代の勝者と敗者

 

2冊目。
Only humans need apply
これは「仕事」の問題だけに焦点を当てて、左様な現象をどう捉えればいいのか(そういう哲学的な話はほとんど出てこないのだけど)、人間は何をすればいいのかを色々論じて提案している本。上のほんとは趣向が違って、down to earthですね。スーパーインテリジェンスがどうじゃこうじゃという話からは距離を置いて、一年、三年、五年、長くても十年という「短め」のスパンで具体的に考えているのが特徴。著者の価値観が鮮明に現れているのでまとまりがよく、構成も一本筋が通っているので読みやすい。
それでも、論理の揺らぎみたいなのがチラホラ見える。でもこれは逆に、反面教師というか、議論のたたき台として素晴らしい役を果たしてくれていると思う。このテーマには論理の揺らぎを自覚的に認識させるパワーがあって、僕らって『卒業』のダスティンホフマンみたく、ベルトコンベアーの上で流れてるんだなという啓示を受けることができるのだ。
この五冊は暫定的決定版入門書ということでよろしくね。そのうち全部まとめて書評風エッセイにして載せます。 


 

 

  • おまけ 

 

 なんか雑誌の記事を読むぐらいの感覚で読むといい。あんまり期待しすぎたらいけない。

 

Artificial Intelligence: What Everyone Needs to Know

Artificial Intelligence: What Everyone Needs to Know

 

 

この間紹介した『人間さまお断り』の著者のジェリーカプランの新著。彼はスタンフォードでAIが社会に与える影響とか、AIの倫理学なんかを教えている、シリアルアントレプレナーの博士だ。前掲書では、そのサクサクとしてこぎれよい語り口と構成、問題提起だけでなく自分なりの回答も提示しようとする姿勢、その専門家・実務家としてのフューチャリスティックで透視的なビジョンに非常に好感を覚えたので是非是非とオススメしたのだけれど、ほんとつい最近この本がOUPの入門シリーズとして出た。パラパラとみた感じでは、確かにこの種の非常にコンパクトにまとまって、技術的すぎず、均衡した視点でいろんな問題点を網羅したAIの入門書というのは今まで存在しなかったので、その点でこれは非常に有益な導入本になりそう。この会の基本書として指定してみたいなと思う。全部で150ページもないので、新書2冊分ぐらいの分量かな。

内容は、こんなところ
一章:AIの定義(インテリジェンスってなんですかという点に合意はない。そのうえ人間を基準にしてAI(「人工の知能」って名前がよろしくない)を考えるのはいかがなものか)
二章:AIの思想史・開発史
三章:AIの最先端動向(ロボティクス、コンピュータビジョン、発話認識、自然言語処理など)
四章:AIの哲学(コンピュータが「考える」・「感じる」とはよく使われる言葉だけどどういうことか。自由意志や意識についてはどうか)
五章:AIと法律(その登場により法システムはどのように激変するのか。法律家はどうなるのか。AIの法人格や「所有者」との関係などの法理論構築はどうなるのか)
六章:AIの労働への影響(労働市場や労働への通念はどう変わるのか。どういう職が絶滅するのか)
七章:AIと格差(これは前掲書でカプランが労働問題と合わせて近未来の最重要課題となるとして取り上げていたのだけれど、多分長期的にはマルクスの共産党宣言よりもごつい未来がやってくると思う。資本家と労働者の対立というのよりも上をいく、資本vs.人類みたいな図式になるのが結構先の未来図)
八章:AIの未来、それが変えるもの(ここでは、AIの進歩は加速するのか、「シンギュラリティ」というテレパシーばりに胡散臭そうな概念は実際何を意味しているのか、シンギュラリティはいつ起こりそうなのか、ボストロムがいってるようなスーパインテリジェンスの暴走という危険はどう評価するべきか、AIと人間の好きな擬人化という思考癖はどういう関係にあるのか、世代間で恐ろしいほど価値観が変わってしまうのは今日ひしひしと感じられるけどAIを未来の世代はどういうものと捉えるのか、AIにより人間の自己理解(表象)がどう変容するか、てなことが論じられる)

といった感じですね。持っていて損はないと思う。

Prafaceを抜粋。

 

*2

さて、Vivre la (near-)futurisme!!

〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則

〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則

 

セキュリティチェックが必要です  

サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

 

 

未来化する社会 世界72億人のパラダイムシフトが始まった (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

未来化する社会 世界72億人のパラダイムシフトが始まった (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

 

 今読んでるケヴィンケリーの本とテーマは一緒。だけどこの人はヒラリークリントンの補佐官という肩書きから想像されるけど、もっとずっと政策的な関心をもって現状を見ている。そしてもっとずっと具体的だから、そこら辺の事情がある程度勉強になると思う。

 

限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭

限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭

 

 

 

Four Futures: Life After Capitalism (Jacobin)

Four Futures: Life After Capitalism (Jacobin)

 

Capitalism is going to end

Peter Frase argues that increasing automation and a growing scarcity of resources, thanks to climate change, will bring it all tumbling down. In Four Futures, Frase imagines how this post-capitalist world might look, deploying the tools of both social science and speculative fiction to explore what communism, rentism, socialism and exterminism might actually entail.

Could the current rise of real-life robocops usher in a world that resembles Ender’s Game? And sure, communism will bring an end to material scarcities and inequalities of wealth—but there’s no guarantee that social hierarchies, governed by an economy of “likes,” wouldn’t rise to take their place. A whirlwind tour through science fiction, social theory and the new technologies already shaping our lives, Four Futures is a balance sheet of the socialisms we may reach if a resurgent Left is successful, and the barbarisms we may be consigned to if those movements fail.

 

Blockchain Revolution: How Blockchain Technology Will Change Money, Business and the World

Blockchain Revolution: How Blockchain Technology Will Change Money, Business and the World

 

 


 

Platform Revolution: How Networked Markets Are Transforming the Economy - and How to Make Them Work for You

Platform Revolution: How Networked Markets Are Transforming the Economy - and How to Make Them Work for You

 

 

The Future of the Professions: How Technology Will Transform the Work of Human Experts

The Future of the Professions: How Technology Will Transform the Work of Human Experts

 

 


 

 *3 Behold and shiver!

 

 

 シンギュラリティの議論はこの人が火をつけた。「シンギュラリティ万歳万歳万歳!!」の妖怪。

 

2100年の科学ライフ

2100年の科学ライフ

 

 

 

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する

 

 

Superintelligence: Paths, Dangers, Strategies

Superintelligence: Paths, Dangers, Strategies

 

この本は私が読んだ本の中で十指に入るほどの出来栄え。英語はなかなか硬いと思うけれど、得られる利益は労力分に十二分に値する。非常に哲学的で素晴らしい。これぞ哲学ぞ。最高レベルの知性としてこれから非常に頼りになる人になるのは間違いない。

Homo Deus: A Brief History of Tomorrow

Homo Deus: A Brief History of Tomorrow

 

 

 

*4 Phantom menace in presence 

 

フィルターバブル──インターネットが隠していること (ハヤカワ文庫NF)

フィルターバブル──インターネットが隠していること (ハヤカワ文庫NF)

 

 

 

 

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること

 

 

 

神経ハイジャック――もしも「注意力」が奪われたら

神経ハイジャック――もしも「注意力」が奪われたら

 

 

 

Alone Together: Why We Expect More from Technology and Less from Each Other

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Reclaiming Conversation: The Power of Talk in a Digital Age

Reclaiming Conversation: The Power of Talk in a Digital Age

 

 

 




 

 

 



 

*** 

一般書はいくら読んでも基礎を教えてくれはしない。そこは教科書に行くしかない、というより、たぶん教科書に向かうのが一番手っ取り早い道なのです。

  

 

コンピュータネットワークとインターネット 第6版

コンピュータネットワークとインターネット 第6版

 

 

The Innovators: How a Group of Hackers, Geniuses, and Geeks Created the Digital Revolution

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